若草教会ミニ修養会2022年10月23日(日)

講師:山本正人牧師

「福音書を黙想する祈り」

レクチオ・ディヴィナ(聖なる読書)・・・聖書を読むことそのものを祈りとする
参考文献 「目からウロコ 聖書の読み方 レクチオ・ディヴィナ入門」来住英俊著 女子パウロ会

要領

  1. 聖書を非常にゆっくりと読む、音読する  
  2. ひとつひとつの言葉を「さわる」ように、味わいながら読む  
  3. 読む箇所のすべての言葉にさわりながら、すべてのセンテンスを読む  
  4. 何度も読む、行きつ戻りつ読む  
  5. はじめて読むかのように読む「合いの手を入れるように」  
  6. 聖書だけで読む

やり方

  1. レクチオ 読む・音読する(前半・全部・後半で計2回読む)←これが中心  
  2. メディタチオ 口ずさむ(こころにひっかかった単語や句を「感覚で」選ぶ)  
  3. オラチオ 神に語りかける(問いかけ、感謝、賛美、願い、等々を祈る)  
  4. コンテンプラチオ 神の前にとどまる(静まりのうちにただ神のまえにいる・余韻を味わっている)
最後に「主の祈り」を祈って終わる
※ 何もなくても「聖書を読むことそのものを祈りとする」祈りができたのだから十分!

練習
10月30日の聖書箇所「ルカによる福音書19:1~10」で練習してみましょう。

イエスはエリコに入り、町を通っておられた。そこにザアカイという人がいた。この人は徴税人の頭で、金持ちであった。イエスがどんな人か見ようとしたが、背が低かったので、群衆に遮られて見ることができなかった。それで、イエスを見るために、走って先回りし、いちじく桑の木に登った。そこを通り過ぎようとしておられたからである。 イエスはその場所に来ると、上を見上げて言われた。「ザアカイ、急いで降りて来なさい。今日は、ぜひあなたの家に泊まりたい。」 ザアカイは急いで降りて来て、喜んでイエスを迎えた。 これを見た人たちは皆つぶやいた。「あの人は罪深い男のところに行って宿をとった。」 しかし、ザアカイは立ち上がって、主に言った。「主よ、わたしは財産の半分を貧しい人々に施します。また、だれかから何かだまし取っていたら、それを四倍にして返します。」 イエスは言われた。「今日、救いがこの家を訪れた。この人もアブラハムの子なのだから。 人の子は、失われたものを捜して救うために来たのである。」

トップページへ戻る